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2019/10/3

ラジオ講座「学びの時間」 10月4日〜10月25日

〈テーマ〉 絵を描く素晴らしさ ―水彩で風景スケッチ―

 広島大学OBの教職員らでつくる「広大マスターズ」の会員を講師に迎えた週1回のラジオ講座を放送します。テーマは生活、地域社会などで、全4回。10月4日〜25日の内容を少しだけ紹介します。

今回の講師 難波平人さん

なんば・ひらと 現在まで105カ国を取材し、「世界の集落」をテーマに油絵制作を続けている。二紀会理事。中国文化賞、文化庁地域文化功労者表彰、マストロヤーニ国際芸術賞(イタリア)、エミネスク国際芸術賞受賞(ルーマニア)。広島大学名誉教授、広島大学名誉博士。東広島市八本松町在住。

 豊かな自然に恵まれた東広島市の風景を、筆と絵の具と水があれば誰でも気軽に描ける水彩画で楽しんでみませんか。自然を絵の対象として眺めると、新鮮さをもって迫ってきます。よく観察すると色の深さ、雄大さ、生命感など自然は息づいて生きていることに気付きます。このたびは、水彩での風景スケッチの技法と絵の素晴らしさをご紹介します。

下絵、構図の取り方

 広い風景の中で魅せられたところを選びましょう。主役、脇役を画面のどの位置に置くか、構図を決めます。下絵は大まかな形を鉛筆で薄く描いて、線の強弱で全体の形と表情を出します。

着 色

 生き生きとした表現を目指します。対象物の色より少し明るい色を塗り、その上に暗い色を重ね塗りして深い色合いにします。主役など強調したいところは強く、全体にリズム感を出していきます。明るいところは塗らずに紙の色を残し、 みずみずしさを出します。色彩の調和、動きやバランスを考えて仕上げます。


難波さんによる着色の見本。余白や重ね塗りによって、全体にリズム感を出している。「アルダハンの村」(トルコ)二〇一七年

絵を描く素晴らしさ

 絵を描く喜びや魅力は、自然をよく観察することで、複雑な色の深さや変化を見つけることができることと、自分だけの世界を創作できること、作品は展覧会に発表でき、国境や言語 を超えて理解してもらえることです。さらに絵を描くことで、脳や手をよく使うので脳トレにも役立つことです。

私の国際交流

 おととしから2年間、1カ月ずつトルコのアルダハン大学に招かれ、妻・英子と当地のスケッチと文章でトルコ語、英語、日本語併記で 大学から滞在記を出版、個展もさせていただきました。昨年はロシアのブリヤート共和国の国立美術館から1カ月間の国際芸術祭に招かれました。世界から集まった26人の芸術家と生活を共にし、制作した作品は国立美術館に収蔵されました。美術は国境や言語を超えて、瞬時に心が通じ合い、人との輪が広がるという素晴らしさがあることを強く実感しました。


世界中を訪れ、集落を描いている難波さんの作品。第27回二紀展出展の「ヌオーボ・セレンギスク」(ロシア)二〇一八年

FM東広島 放送スケジュール

FM東広島(89.7MHz)で難波先生の講座を放送します。それぞれ、日曜日18時〜、再放送をします。

第1回 10月4日(金)12時〜
下絵、構図の取り方

●どこを描くか
●構図を決める(主役、脇役の位置)
●大まかな形を薄く鉛筆で描く
●線の強弱で全体の形と表情を出す

第2回 10月11日(金)12時〜
着 色

●明るい色の上に暗い色を重ね塗り
●主役などは強く表現
●紙の白を残し、みずみずしさを出す。光と影。
●動き、バランスを考え仕上げる

第3回 10月18日(金)12時〜
絵を描く素晴らしさ

●絵を描く喜び、絵の魅力
●作品の発表
●作品は国境、言語を超えて理解
●絵を描くことで脳トレ

第4回 10月25日(金)12時〜
私の国際交流

●トルコ・アルダハン大学
●ロシアでの国際交流
●国、民族を越えてのつながり


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