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2019/6/20

東広島でも警鐘 大麻は若年層で増加

「うちの子に限って…」は大間違い

 違法薬物の中でも若年層の摘発者が多いのが大麻。昨年の大麻の摘発者数のうち、約5割が29歳以下だった。6月20日〜7月19日は薬物乱用防止を訴える「『ダメ。ゼッタイ。』普及運動」の実施期間で、東広島市内では子どもたちによる啓発活動が行われる。この機会に薬物情勢を知り、薬物乱用の恐ろしさを再確認しよう。(橋本)

大麻の摘発者、約5割が29歳以下

 大麻事件の摘発者は平成26年以降増加しており、昨年は過去最多の3578人だった。この内29歳以下が1950人で、中学生7人、高校生74人を含む。覚醒剤などに比べて、若年層で大麻の乱用が広まっている背景として厚労省は、インターネット上に「大麻はタバコよりも害が少ない」「タバコやアルコールよりも依存性が低い」といった誤った情報が流布されていること▽危険ドラッグの取り締まりが強化され入手困難になり、大麻に回帰していること|があると説明。

 広島県内の大麻事件の摘発者数は昨年、前年より12人減の41人(県警暫定値)。東広島署によると、管内でも毎年、数人の摘発者がいるという。

脳に作用 社会生活ができなくなる

 大麻はアサ科の草から取れる薬物で、脳に作用し、依存性がある。乱用すると記憶力や学習能力の低下、知覚の変化など、さまざまな不具合を引き起こす。

 また、何もやる気がしない状態、人格の変容、大麻精神病などが引き起こされ、社会生活に適応できなくなることもある。県西部東保健所の梅本重幸さんは「大麻は『ゲートウェー(入口)・ドラッグ』と呼ばれ、乱用すると、より強い刺激を求めて覚醒剤など他の薬物乱用につながる可能性がある。1回でやめることはまずない。絶対に手を出してはいけない」と強調する。

若年層、「誘われて」「好奇心で」使用

 大麻乱用者を対象にした警察庁の調査によると、大麻を初めて使用した年齢は20歳未満と20代が76%を占めた。

 初めて使用した動機は、年齢が低いほど「好奇心・興味本位」「その場の雰囲気」が多かった。「夜の街で声を掛けられたり、友人・知人から誘われたりする可能性はどの子どももゼロとはいえない。子どもが自分を大切にし、誘われても断る自信を育み、危険な場所に近づけさせない。もし危険を感じたらすぐに逃げるように、家庭で話をしてほしい」と梅本さん。

教育現場での啓発を継続

 「最初に手を出させないため、薬物へのハードルを高くするために、子どもに正しい知識を伝えることが重要」と梅本さん。

 薬物乱用防止指導員東広島地区協議会では毎年、東広島市内の小・中学校、高校を対象に薬物乱用防止教室を行っている。昨年度は30校で実施。薬物の標本やDVDなどを使って、乱用防止の正しい知識を伝えている。

 6月22日(土)には、東広島市西条御薗宇のフジグラン東広島で、市内の中学生、高校生たちが啓発チラシやティッシュを買い物客に手渡して、薬物乱用防止を訴える。

 「社会的地位がある人でも手を出してしまうほど、薬物の依存は本当に恐ろしい。保護者は『うちの子に限って』と思わず、子どもの様子に薬物の兆候がないか、気を付けて見てほしい」と梅本さんは呼び掛ける。薬物に関する相談は県立総合精神保健福祉センター(パレアモア広島)082(884)1051へ。


子どもを薬物乱用から守るチェックポイント

□ 帰宅が遅くなった。
□ 友達関係がよくわからない。
□ 金使いが荒くなった。
□ 理由の分からないお金を欲しがるようになった。
□ 食事を家族と一緒に食べなくなった。
□ 目を合わせて会話をしなくなった。
□ 部屋に独りでこもることが多くなった。
□ 電話やEメールに知らない人から連絡がある。
□ 嘘が多くなった。
□ イライラしている。


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