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2018/12/6

ラジオ講座「学びの時間」 12月7〜28日

〈テーマ〉 私の国際交流体験

 広島大学OBの教職員らでつくる「広大マスターズ」の会員を講師に迎えた週1回のラジオ講座を放送します。テーマは生活、地域社会などで、全4回。12月7〜28日の内容を少しだけ紹介します。

今回の講師 谷本 能文さん

たにもと・よしふみ 磁場が化学反応などにどのような影響を与えるのかを研究している磁気科学の専門家(理学博士)。元広島大学大学院理学研究科教授。広島大学名誉教授。ロシアオレンブルグ国立大学名誉教授。東広島市高屋高美が丘在住。

 私の国際交流体験は1978年のアメリカ留学に始まる。以来、十数カ国を訪れ、いろいろと考える機会があった。その中の一部をここで紹介したい。なお、訪れた国で受けた印象は、同じ国でも季節・場所・出会った人などにより異なる。ここでお話するのは私の個人的な見解・各論であるので、その辺を理解してお聞き願いたい。

アメリカ留学時代


セント・ジョン・ザ・ディバイン大聖堂(ニューヨーク/アメリカ)

 ニューヨークのコロンビア大学のすぐ近所に、セント・ジョン・ザ・ディバイン大聖堂がある。建設は1892年に開始され、いまだ未完成。120年以上も建設途上なのである。アメリカに移民してきた人々のふるさとヨーロッパでは地震はほとんどない。このような風土に育った人たちが、建物が永遠に存在すると考えても何の不思議もない。一方、日本では物はやがて朽ちていく、と考える。私たちとヨーロッパ人とでは、物の見方・考え方がずいぶん異なることであろうと思った。

中国との交流

 留学時代同じ研究室だった中国の研究者と共同研究したとき、来広した一人の女性教授は専業主婦の家内を見てうらやましいと言った。なぜなら自分たち夫婦は共働きしないと生活でき ないから。考えてみると、働く自由もあれば働かない自由もある。でも彼女には専業主婦という選択の自由はない。だから彼女はどちらの自由でも選択できる家内がうらやましいと思ったのである。

ロシアとの交流

 ロシアの教授と共同研究を始めた。彼の提案で、オレンブルグ国立大学と理学研究科との教育研究学術交流の協定を締結するに至っ た。今から約15年前のことである。現在は隔年開催の国際学術研究集会と毎年開催の学生のサマースクールを行っている。学生にとっては英語を実際に使う良いチャンス・お互いの国を知るよいチャンスである。これほどの大きな成果を上げている協定は他に類がないのでは。

ドイツとの交流 ―おもてなし―

 ハンブルグに住んでいる友人が11年ぶりに里帰りしてきた。以下は、帰国後受け取った便りである。「広島にいた時に一度だけフェリーに乗り似島へ行きました。着いて歩いてお昼が近くなったのでレストランを探しました。探しても探しても、みつかりません。その時に道を歩いていた一人の女性が何かお手伝いしましょうかと声をかけてくれました…。」と、似島の女性の心のこもったおもてなしを受けた由。まだまだ広島にも良いところが残っていると思った。

 他国を理解することは大変難しい。ともかく現地に行って体験するのが最善の方法ではないだろうか。


FM東広島 放送スケジュール

FM東広島(89.7MHz)で谷本先生の講座を放送します。それぞれ、日曜日17時〜、再放送をします。

第1回 12月7日(金)12時〜
アメリカ留学時代

●ジャパニーズイングリッシュ
●フロリダ旅行
●大聖堂
●お産
●お花見と紅葉狩り

第2回 12月14日(金)12時〜


中国との交流

●万里の長城
●西安・兵馬俑
●働く女性

第3回 12月21日(金)12時〜
ロシアとの交流

●シベリア鉄道一人旅
●エルミタージュ美術館
●オレンブルグ大学との交流
●100度のサウナ

第4回 12月28日(金)12時〜
ドイツとの交流

●ハンブルグ
●アップルジュースの怪
●広島のドイツレストラン
●似島で・・・


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