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2018/9/6

支えよう 盛り上げよう 東広島 

西日本豪雨から2カ月 復興へ 各地でイベント

 西日本豪雨から2カ月。まちを元気にしたい≠ニ、東広島市や三原市では、経済活動を活発にしたり、寄付金を募ったりするさまざまなイベントが開かれている。


▲中国産業で行われた西条夏祭りの締めくくりに上がった花火。特設ステージでは景品の当たる抽選会、神楽などがあり、来場者は笑顔だった

 東広島市西条町御薗宇の中国産業は8月25日、恒例の西条夏祭りを同社駐車場で開催。昨年よりも 3000人多い1万3000人が来場し、盆踊りや抽選会、神楽、打ち上げ花火などを楽しんだ。 「自粛ムードもあったが、毎年行っている祭りで、皆さんを元気付けたいという気持ちが強かった」と同 社。

 同市西条岡町のビアガーデンZでは8月25日、元広島東洋カープ投手の北別府学さんとスポーツライター駒沢悟さんによるトークショーが開かれた。85人の来場者は、現役時代や今年のカープの話に耳を傾けた。ビアガーデンZとFM東広島の共催で、収益の一部を義援金に充てる。


▲道の駅湖畔の里福富で行われたおさがり交換会。新生児から160cmまでの子ども服が、サイズごとにテーブルに並び、来場者は気に入った服を持ち帰った。東広島では2回目の開催で、今後も定期的に開催する予定

 8月19日に同市福富町の道の駅湖畔の里福富で行われたベビー服や育児用品を譲り合う「東広島おさがり交換会」では募金箱が設けられた。「豪雨災害で中止も考えていたが、私たち子育て世代にできることを、と思い開催を決めた」と同イベント主催の兼田志保さん(38)。

 中央生涯学習センター跡地の西条駅前にぎわい広場では、8月18日と25日に土曜夜市が開かれた。両日で延べ約3000人が来場。ずらりと並んだ地元飲食店のグルメコーナーや、ミュージシャンやダンスチームによるステージ、射的やくじ引きを楽しんだ。

 被災地支援と、子どもたちの楽しい思い出づくりを目的に、西条土曜夜市実行委員会が主催。JR西条駅前で土曜夜市が行われるのは約20年ぶりで、懐かしむ人の声も多く聞かれた。

 会場で実施したたる募金と、夜市の売り上げの一部を義援金に充てる。

 三原市大和町では、ホテル白竜湖リゾートがサマーライブを開催。スペシャルゲストのボーカリスト森友嵐士さんは約1時間30分にわたってT|BOLANのヒット曲などを熱唱。会場は熱気に包まれた。

 森友さんは8月、東広島市黒瀬町で災害ボランティアに参加。「復興、再生に向けて自分にできることは全てやっていきたい」と地元広島への思いを語った。


 ビアガーデンZで行われたトークショーで語る北別府学さん(左)と駒沢悟さんのトークショー。北別府さんのドラフトの時のエピソードや今季のチーム分析などを話し、ファンは聞き入っていた


 三原市のサマーライブで熱唱する森友嵐士さん。T―BOLANのヒット曲「マリア」や「離したくはない」などを披露。被災者へ向け、「伝えたいことは一つ。ノーレイン、ノーレインボー。雨の降らない所に、虹は咲かない。災害は大変なことだけれども、未来の希望に向かって乗り越えていってほしい。そこには必ず新しい光があるから」と思いを語った


 西条駅前にぎわい広場で行われた土曜夜市。ステージは地元のミュージシャンの演奏や、ダンスグループの発表があった


買って復興支援 パンやラーメン、食べて寄付

 商品の売り上げを西日本豪雨の寄付に充てる店舗も。

 東広島市八本松町飯田のパティスリー・ソンヌフでは、売り上げの全額を寄付する「募金パン」を販売している。価格は1個80円〜100円。販売は9月中旬まで。パンの材料はメーカーがイベント用として準備していた物で、災害でそのイベントが中止となったため、譲り受けた。災害直後には避難所に焼き立ての パンを届けた。

 同市八本松南の廣島牛骨らーめん健美堂では売り上げの半分を寄付するラーメンを販売。対象のラーメンは辛いスープにとんかつが入った「ラーメンTAU」(税込み980円)。12月末まで実施する予定。

  • ▲ソンヌフの募金パン

  • ▲健美堂のラーメンTAU


被災者支援トピックス


東広島市の支援情報
【東広島市】夜間・休日の納税相談

 夜間と休日に、納税に関する相談を、市役所市民課横相談スペースで受け付ける。開催日は次の通り。▽夜間/9月20日17時15分〜19時▽休日/9月9日・23日8時30分〜12時30分。持参物=印鑑、本 人確認資料など。相談内容によっては、資料の持参が必要。問い合わせは収納課まで。
■東広島市役所収納課/082(420)0912

【税務署】国税の申告等の期限延長

国税庁ホームページ

 東広島市内に納税地がある個人、法人を対象に、平成30年7月5日以降に到来する国税に関する申告、申請、請求、届出、その他の書類の提出並びに納付などの期限が、全ての税目について自動的に延長されている。いつまで延長されるかについては、今後の被災者の状況に配慮して検討し ていく。見合わせ、延長されている主な手続きは、個人=消費税中間申告書の発送、申告所得税の予定納税(第1期分)や消費税の振替納税利用者の振替日。法人=申告書等用紙の発送。
■西条税務署/082(422)2191

【市社協】災害ボランティアの事前登録

東広島市社協登録フォーム

 東広島市社会福祉協議会は災害ボランティアの事前登録を受け付けている。登録条件は、東広島市内に在住、または勤務、在学している人。自発的な意思で災害ボランティア活動を希望する人。

 現在開設している災害ボランティアセンターを閉所した後に寄せられる新たな ボランティア派遣要請については、登録者に活動を依頼することにしている。

 登録希望者は市社協ホームページに掲載された登録フォームに必要事項を記入し送信する。
■市社協/082(423)2800


これからイベント

復興への活力を得るきっかけに
酒まつり

 東広島を代表するまつり「酒まつり」が10月6〜7日、JR西条駅周辺で行われる。豪雨災害を受けて、「美酒鍋会場」「五千人の居酒屋会場」を休止。また、中央公園西側で実施されていた「酒ひろば」の場所を中央生涯学習センター跡地に変更する。この他の会場の最新情報は、酒まつりのホームページで確認を。

収益の一部を寄付
パン&コーヒーマルシェ

 東広島市福富町久芳の道の駅湖畔の里福富で9月16〜17日、東広島市と周辺市町のパン屋とコーヒー店が一堂に集う「パン&コーヒーマルシェ」が行われる。両日とも10時〜15時。音楽ライブ、ペンギンの散歩、グルメや雑貨などの販売もある。収益の一部は、西日本豪雨で浸水被害を受けた同町のしゃくなげ館へ寄付する。当日は募金箱も設置する。

  • ▲2018年の酒まつりのポスター

  • ▲パン&コーヒーマルシェのちらしを持つ道の駅の店員


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