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2018/5/17

豊栄神楽、伝承

伝統を受け継ぎ、丁寧に舞い、中学2年生の西原君


▲悪魔祓いを舞う西原君

 語りを主とする古風な歌舞が特徴の「豊栄神楽」は、昭和44年に広島県民族無形文化財に指定された。後継者不足に悩みながらも、現在もその姿を変えず、各地域のいくつかの団体によって引き継がれている。

 その団体の一つ豊栄神楽団は、若い新会員・豊栄中2年生の西原隆晟君を迎え、活気付いている。

  • ▲西原君は、長年神楽を舞っていた祖父の影響で同団に入会し、昨年12月に舞台デビュー。「神楽はかっこいいし、楽しい」とにっこり

  • ▲「蛇退治」の稽古。ずるずると床をはう蛇と、それに立ち向かう侍。迫力満点

  • ▲豊栄神楽団の皆さん


 約50年間使用されている天狗の面をキュッと締め、「悪魔祓い」を舞う西原君は、軽やかに回転し、しなやかに動く。県北の神楽のようにきらびやかではないが、優雅。丁寧に舞う西原君の姿から、伝統の文化を感じる。

 指導する森住守夫さん(85)は「西原君をきっかけに豊栄神楽が子どもたちに広がれば」と期待を込める。

豊栄神楽団

 豊栄神楽を伝承する神楽団。メンバーは現在、中学2年生から85歳までの10人。30歳代、40歳代の会員も活躍中。毎週火・金曜日に東広島市豊栄町の清武地域センターで稽古をしている。祭りや施設の慰問など、市内外で披露している。町外からの参加も可。

文/橋本礼子、写真/福原利雄


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