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2018/4/5

東広島市の人事異動 部長級に外部人材登用

若手・女性積極登用 組織体制も強化

 東広島市は4月1日付で人事異動を行った。高垣広徳市長が選挙公約で掲げた『選ばれる都市

 東広島』の実現に向けた取り組みをスタートさせるため、▽外部人材の積極的な活用▽若手や女性職員の積極的な登用と派遣による人材育成▽組織体制の強化―の3点を視野に入れ体制を整えた。(日川剛伸)

外部人材の活用

 建設部長には、国交省中国地方整備局太田川河川事務所副所長の先灘啓二氏を起用する。部長級を国から迎えるのは初めてで、国との連携を深め、治水関連の総合調整も担う。

 2020年に開館する新美術館の準備を進めるため、専門的な知識を有する任期付職員として、前呉市立美術館長の松田弘氏を充てた。また、市民の安全対策を強化するため、非常勤職員として警察官OBを市民安全推進統括官に任用した。

登用・人材育成

 課長級への昇任者42人のうち、23人が40歳代となるなど、若手職員を積極的に登用。女性職員は、部長級と次長級にそれぞれ1人、課長級に4人を昇任させた。今回の異動で、管理職に占める女性職員の割合は、24・6%となった。

 一方、派遣人事では国交省中国地方整備局や、技術職の人材育成を行う県土木協会、マイクロンメモリへの支援を含めた県との連携 強化で県商工労働部に、新たに職員を派遣。計34人を各団体に派遣した。

組織体制の強化

 待機児童の対策を強化するため、全庁的な待機児童対策本部を設置。こども未来部保育課内に、新たに「待機児童対策室」を設けた。専任の職員が待機児童解消に向けた施策にスピード感を持って対応する。

 産業部では、産業振興課内に、新たに「仕事づくり対策室」を置いた。新たな雇用の創出に向けた対策を講じていく。観光振興に特化するため、商業観光課は「観光振興課」に名称変更した。


組織体制 東広島市役所 ここが変わった!

赤枠=新設または改称の課 
赤字=新設または改称の係 

政策企画部

総合政策課

企画調整係

学園都市推進課
大学連携推進係
国際化推進係
広報戦略課

シティプロモーション推進係
定住促進係
定住サポートセンター

情報政策課

情報政策係
情報管理係

 企画課を「総合政策課」と「学園都市推進課」に、市政情報課を「広報戦略課」と「情報政策課」にそれぞれ分離。大学との連携強化や、市外への発信力などを高めていく。

健康福祉部

地域包括ケア推進課

地域支援係
高齢福祉係

包括ケア推進係

 高齢者支援課を「地域包括ケア推進課」と名称を変え、選任の係を新設。

産業部

観光振興課
観光企画係
観光事業推進係

観光案内所

 商業観光課を「観光振興課」に名称変更。観光振興に特化し、魅力ある観光の拠点づくりに力を入れる。


新しく就任した部・局長さん、意気込みを聞かせてください

信頼される行政経営を

倉本 道正
総務部長

 「自助・共助・公助」一体となった災害に強い安全・安心な暮らしの実現に取り組むとともに、「自ら考え、行動、成長する」職員の育成など信頼される行政経営を目指す。


健全財政で選ばれる都市へ

江口 和浩
財務部長

 選ばれる都市であり続けるため、現在本市に住み、あるいは通勤・通学する方々の生活満足度を大切にしたい。その基盤となるのが、税収であり、健全財政であると考えている。


市民の健康願い全力で

梶永 里美
健康福祉部長

 健康福祉部は医療・福祉・介護と市民の皆さんに一番身近な施策を行う部署であり、重責に身の引き締まる思い。市民の皆さんが健康で生き生きと暮らしていただけるよう頑張る。


雇用創出、観光振興に全力

木原 岳浩
産業部長

 産業施策の推進は、今後の市政発展を支える原動力の一つ。本市の有する地域資源を最大限に活用し、農林水産業の振興や新産業・雇用の創出、観光の振興などに取り組みたい。


関係部局と連携大切に

先灘 啓二
建設部長

 市民の安全で安心な暮らしを実現するため、これまで実施してきた取り組みを継続するとともに、新たな施策の展開、既存事業の計画的な推進を関係部局と連携し、効率的かつ効果的に取り組んでいきたい。


思いは住みよい都市づくり

森行 裕章
下水道部長

 住みよい都市づくりにおいて下水道は、とても大切な基幹施設。真に選ばれる都市、東広島を実現していく責任をあらためて強く感じており、市民の負託に応えるべく下水道行政をまい進していく。


会計事務の効率化を

脇本 英治
会計管理者

 市税など行政運営を支える大切な公金の管理。年間の収支状況を把握し、適切な資金の管理・運営を行うと共に、電子決裁・審査を活用し、会計事務を効率化していきたい。


培った行政経験生かす

三戸 通明
水道局長

 水道事業への従事経験はないが、市民に安全な水を供給するため、これまで都市部や建設部の技術部門で培った知識と経験を生かして、局員と協力して事業を進めたい。


生涯学習環境の充実を

國廣 政和
生涯学習部長

 新美術館の整備や酒蔵地区の歴史的建造物群調査を進めるとともに、オリンピック事前合宿やスポーツツーリズムなどに取り組む。生涯学習推進計画を策定し生涯学習環境を充実させたい。


部・局長の役割

 東広島市では、市長や副市長などの特別職を除いて、職員がたどり着く最高位のポストが部・局長に当たる。

 大きな役割は、首長(市長)直属の組織単位の長として、市長の考えを、部を構成する組織にしっかり浸透させていくことだ。部で作り上げた政策を市長に提案するのも重要な仕事だ。

 さらに、〈部の顔〉として、各種会合などへの出席も増える。部のスポークスマンとしての役割や、対外的な折衝も多くなる。バランス感覚(公平性)が要求されるのは言うまでもない。

 では、部長になれる確率はどのくらいか。現在の部長級ポストは16。市職員数をもとに割り算で単純計算すると、100人に1人程度しかなれない。大相撲の関取になるよりも厳しい、狭き門といえよう。


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