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2018/3/8

学校の選択肢 通信制高校とは 

自分のペースで卒業資格を取得

 勉強をする選択肢の一つに通信制高校がある。通信制高校とは何か。高校卒業の資格を取得するためにはどうすればいいか。東広島市西条土与丸のBJGAKUIN鹿島学園朝日高等学校通信制サポート校の越智優子教務長と広域通信制高等学校明蓬館高等学校のサポート校アカデメイア高等学院中村孝学院長に話を聞いた。

通信制高校を選ぶ理由

 通信制高校は、高校に進学する選択肢の一つとなっている。入学した高校が合わなかったり、先生や保護者、友だちとの行き違いから学校に通うことが難しくなったり、進路の変更のために利用する生徒も少なくない。

 また、スポーツなどに打ち込みたいなど、夢に向かって頑張る生徒も多く、通信制高校を選ぶことは他の高校を選ぶのと変わらない。

単位取得制の学習スタイル

 全日制は、決められた時間に授業をするスタイルだが通信制高校は、各教科の定められた単位を 個人の進度で進めていくことができる。また、単位を取得するための必要条件をクリアすれば3年で卒業できる。基本は自分で学んでいくので、通学が困難な生徒でもスクーリングの必要時間を満たし、自宅で課題をこなし卒業のための単位取得が可能。

 通信制高校のメリットは「自分のペースで通えることです。学校によっては資格取得に積極的なところもあります。当校のように少人数の学校ですと、担任との距離も近いので学習はもちろん進路などのサポートもしっかりできます」と越智先生は話す。

特色ある学習が魅力

 通信制サポート校は、 学校教育法で高校と定められていないが、大半のサポート校は通信制高校と提携しているので、高校卒業資格を取得できる。また、学習塾や専門学校など、教育関連の学校が運営している場合が多く、成果物評価や英検の取得など専門的な体験やコースなど特色ある学習スタイルがあるのも魅力。

長い人生の通過点

 中村先生は「時代のニーズの変化により、通信制高校に通う生徒はいじめ被害や不登校などの経験をしてることが多い。引け目や不安を感じている中学生も多いが、通信制高校では同様の経験をした先輩たちが本来の自分を認めてくれる。その結果、自分らしく 振舞うことができるのも魅力。中学校に全く通えなかった生徒が、毎日笑顔で登校するという事例もたくさん見てきた。自分にあった場所はきっとあります。社会に出る直前の大事なこの時期にいろいろな学校をみて選択肢のひとつに加えてほしい」と話す。

  わが子が、不登校になったとしても、長い人生の通過点と考えられる。学校に通えなくなったことで、一番苦しんでいるのは子ども本人。親には迷惑かけたくなく話せない子どももいると言う。少し時間をかけて見守ってあげることも必要。

 資格取得も多様化している中、自分が得意なことは何か。自分の求める特徴がある学校かを吟味し、選択していくことが大切だ。

通信制高校を卒業するために必要なこと

条件@在籍期間3年以上

 高校の卒業資格を得るには、3年間以上の在籍期間が必要。編入や転入の場合は、前の学校での在籍期間も計上される。

条件A74単位の取得

レポート・スクーリング・テストで単位を取得
 〈レポート〉教科書を使い、学習して課題のレポートを提出
 〈スクーリング〉年数回スクーリング会場で面接指導を受ける(学校により異なる)
 〈テスト〉単位認定試験を受ける

条件B特別活動30時間以上

ホームルームや体育祭、修学旅行などの行事の参加に、3年間で30時間以上参加する。
※学校によって異なる場合がある。


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