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2017/11/2

11月11〜17日は税を考える週間 

少子高齢化と税金の関係は?

社会保障費が増加し、働き盛りは減少

 少子高齢化の進む日本。将来の若者世代には大きな税金負担がかかるといわれているけど、どうして?

 11〜17日の「税を考える週間」を前に、質問大好きキューちゃん(以下Q)が税金に詳しい税金博士に聞きました。

 生まれてくる子どもが減って、お年寄りが増えると、どうして若者の税金負担が増えるの?

税金博士 65歳以上(原則)になると年金の受け取りが始まるよ。また、病院に行く人や、介護を受ける人が増えますね。年金、医療、介護にかかる費用(社会保障費)の一部は、国民が国に納めたお金「税金」が充てられているよ。

 お年寄りが増えると、年金や医療費、介護に必要なお金が増えて、使われる税金も増えていくのね。

税金博士 そう。一方で、お年寄りを支える働き盛りの世代の数は減少していくため、現役世代の負担が重くなっているんだよ。

 病院代が高くなるとうちのおばあちゃんが困るわ。一人一人が納める税金を増やすことになるのかしら。

税金博士 対策の一つとして、国は2019年に消費税を10%に上げる予定だよ。

 108円が110円 になるわ。私、お小遣いが限られているから、高くなるのは大変。でもおばあちゃんの病院も必要だし…。

税金博士 そうだね。税 は、私たちが社会で生活していくためのいわば「会費」。税金の集め方や使い道をしっかり考えていくことが大切になってきているよ。

 使い道は、誰が決めているの?

税金博士 国民の代表である国会議員が、国民のためにどう使ったらいいかを国会で話し合って決めているよ。

 国会議員って選挙で選ぶんですよね。

税金博士 そう。私たちがどんな社会にしたいかを考えて、一票を投じることが大事。何に使われているかを知ることも大切なんだよ。

 そうだわ。私はみんなが健康で元気になる社会にしたいな。そうしたら、税金の負担は少なくなるかな。


税金クイズ 分かるかな?

 税金に関するクイズにチャレンジ。親子で考えてみよう!

Q1 朝夕のラッシュ時、市内中心部に車を乗り入れるときに税金を課す「市内乗り入れ税」がある国は次のうちどこでしょう。
 @タイ Aパキスタン Bシンガポール

Q2 アメリカ合衆国ニューヨーク州では、救急車の呼び出し番号が日本とは逆の911番ですが、救急車の利用は日本と同じく無料である。
 〇か×か

Q3 次のうち、明治時代に本当にあった税金はどれでしょう?
 @うさぎ税 Aたぬき税 Bきつね税

Q4 お金を拾った場合、落とし主が現れない時は拾った人がもらえることになります。その場合、お金を拾った人には税金がかかる?
 〇か×か

答え

Q1正解 Bシンガポール
 市内の混雑を避けるために、自動車での乗り入れを規制したり、混雑する時間帯に乗り入れるときはお金を支払ったりする国があります。シンガポールでは個人登録の自動車は3シンガポールドル(約270円、2015年5月現在)となっています。

Q2正解 ×
 ニューヨークの救急車の利用料金は、約3万円に加えて1キロm当たり375円がかかります(2015年5月現在)。海外では有料の方が多いので、旅行の時は注意を。

Q3正解 @うさぎ税
 明治時代の東京では、うさぎ1羽を飼うことにつき月額1円(現在の約8000円)の税金がかかっていました。当時、珍種が高騰し、輸入で一儲けする人が出るなど異常な事態を終息させるための課税でした。

Q4正解 〇
 落とし物を警察署や交番に届け、もし、3カ月たっても落とし主が現れない場合、法律に基づいて拾った人がその落とし物をもらうことができます。お金をもらったときは、その一部を所得税として納めることになります。


くらしを支える税テーマに小・中・高校生の作品を展示

 西条税務署は税を考える週間に合わせ、税に関する小・中・高校生の作品を東広島市内2カ所で展示する。

 同市西条栄町の市役所1階ロビーでは11月13〜17日、小・中・高校生の租税作品コンクールで入賞した 作文と習字などを展示。同市西条町御薗宇のフジグラン東広島では11月13〜19日、小学生の税に関する絵はがきコンクールの応募作品を展示する。どちらも観覧無料。

 問い合わせは西条税務署082(422)2191へ。


税の仕組み学ぶ 原小で租税教室

東広島市租税教育推進協議会

▲重さも忠実に再現した1億円のレプリカを持ち上げる児童

 子どもの頃から税について関心を持ってもらおうと、東広島市や東広島法人会、西条税務署などの15団体で構成する東広島市租税教育推進協議会は10月18日、八本松町原の市立原小学校で租税教室を行った。

 東広島法人会青年部の亀田博文さん(48)が講師となり、6年生21人に税の仕組みを説明。税金の種類が約50種類あることや、国によって消費税率が違うことなどを学んだ。学校、公園、コンビニなどが書かれた20枚のマグネッ トシートを、税金が「使われているもの」「使われていないもの」に分けて黒板に貼るクイズにも挑戦し、「ないと困るもの」と「あれば便利なもの」の違いを知った。

 名越昌好教諭は「教室の机にも税金が使われていることを知り、物を大切にする心も育ったのでは。家に帰ってから親子で税について話をする機会になればうれしい」、荒古江凌輔君は「小学生1人につき年間約90万円も税金が使われていることを知って驚いた。税金の使い道を知って勉強になった」と話していた。

 (茨木)


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