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2017/10/19

女性のハートをキャッチ ダイソーの戦略

コラボアイテムが大人気! 売り切れる店続出


おすすめのアイテムを手に持つGTチームのダイソー社員。「私たちもほしいなと思うものを開発しています!」

 100円ショップの大創産業(広島県東広島市、以下ダイソー)と、プリントシール機シェアナンバー1のフリュー(東京都渋谷区)がコラボした商品が今、10〜20代の女性の心をつかんでいる。ヒットの秘密は何か。ダイソーの戦略を探る。(生活取材班)

 ダイソーが2016年1月から展開する「GIRLS TREND 研究所(以下、GT)」シリーズ。10月7日に第5弾を発表したばかり。カワイイ¥、品が100円(税抜き)という安価で手に入ると幅広い世代の女性から好評だ。

 GTとは、フリューの社内の研究組織で、メイン顧客である10〜20代の女性に定期的なマーケティング活動を実施している。ダイソーのGTシリーズは、トレンドをリアルタイムで反映させるフリューのデザイン力と、月700アイテムの新商品を展開するダイソーの企画力・商品開発力を組み合わせた。

 2017年8月には累計販売総数が約2700万個を突破し、商品が売り切れる店舗も続出している。

 年3回、4カ月ごとに、テーマを変えて新商品を発表している。第5弾では、ホームパーティーを盛り上げるフォトジェニックなアイテムを全55点そろえた。同社GTチームの正徳アケミさんは「常に新しいものを出して、楽しんでほしい」と言う。

 また、同チームの松本文さんは「GTシリーズは女子高生中心に企画したものですが、他年代にも愛されるシリーズとなった。GT=かわいい=ダイソーというイメージが定着し、次の展開を楽しみにしてくださっていることがうれしい」と語る。次はどんな驚きを提供してくれるのか目が離せない。

戦略1
カワイイ∞面白い≠キーワードにして新たな顧客を獲得

新しい商品にも挑戦

 メイン顧客が主婦層のダイソーにとって、10〜20代へのアプローチはGTシリーズが初めてとなった。第1弾で一番人気だったパン型のデザイン付箋は、業務用付箋が専門だった同社ではこれまで取り扱いがなかった。第1位という結果に社内でも驚きの声が上がったそう。このように、GTで初めて取り扱うアイテムも多い。

GTシリーズ第5弾のNEWアイテム

・箔入りの紙皿。ダイカットで箔入りは同社では初めて(5枚セット100円)
・紙吹雪入り風船「コンフェッティバルーン」。紙吹雪が風船の内側に張り付いて外から見えるように、紙質を何度も改良したそう(100円)
・ふたつきクリアカップ5個セットでは1個ずつでデザインが異なる(各種100円)

戦略2
毎回テーマを変え、常に新しい商品で楽しさと驚きを提供

あえて定番は作らず

 第1弾は文具、その後はアパレル、ピクニック、夏小物と続き、第5弾ではパーティー雑貨とテーマを変えて展開。第4弾のビーチサンダルは売り切れる店舗が続出した人気商品だが、あえて定番商品にしていない。それは「常に新しい商品で楽しんでいただきたい」という思いから。

テーマをチェンジ→定番商品は作らず→楽しさが生まれる→話題性と売り上げ増

戦略3
写真を撮りたくなる! 季節感、SNS映えを意識したデザイン

第5弾はパーティー!

 発売時の季節やイベントに合わせたテーマで新商品を発表。第5弾はハロウィーンなどホームパーティーを盛り上げるバルーンやガーランド、紙皿、カトラリーセットなどが登場。ピンクとモノトーンの二つのカラーバリエーションを用意し、大人の女性にも選ばれている=写真上。
 同じ色でそろえるとInstagramなどのSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)映えするフォトジェニックな空間を、安く、かわいく、手軽に♂縁oできる。

A.モコモコの手触りが気持ちいいイヤーウオーマー。B.ふわもこポーチ・ねこ。C.カジュアルなカラフルニット帽は秋冬に大活躍(いずれも200円)。D.かわいい色のファンデーションブラシ(200円)。E.チークブラシ(100円)F.リップやハート柄のネイルアートシール(100円)(すべて税抜き)


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