TOP INTERVIEW 東広島警察署 山田谷清署長

事故・事件防止は積み重ね 地域との協働で機運高める

 長年、交通事故防止に携わってきた山田谷清警視が東広島署の署長に着任して3カ月。東広島署管内の課題や今後の取り組みを聞いた。(橋本礼子)

特殊詐欺の被害件数 県内でワースト

 ―着任して3カ月。東広島市の印象は。

 活力ある市中心部、落ち着いた雰囲気の周辺町。両方の顔を持つ都市。それぞれの地域に合った事故・事件防止策を講じなければならない。

 ―管内の当面の課題は。

 特殊詐欺の被害防止と交通事故防止。今年に入ってからの特殊詐欺の被害件数は、5月末現在23件で、 県内で2番目に多い。「保険料や医療費の還付金がある」と言って金をだまし取る還付金詐欺が特に目立つ。だまされた人の多くが、詐欺の存在を知っていることから、心に響くような訴え方を考え、『社会全体で被害を防ぐ』という気運を高めていきたい。巧妙化する犯行の手口や犯人の動向を迅速に分析し、金融機関や市民へタイムリーに発信していく。

 ―交通事故防止については。

 事故総数のうち、約半数が市中心部の西条地区で発生しているのが特徴。国道や県道など幹線道路での事故が目立つ。過去3年間では国道の2号、375号、486号で事故が多発している。現在、西条・八本松地区の国道2号、西条・黒瀬・高屋地区の国道375号での速度違反や信号無視などの取り締まりを強化している。また、横断中の高齢者の事故も多く、ドライバーの歩行者への保護意識を高めていきたい。

基本的なことを継続して訴える

 ―長年、交通の部署での勤務だった。

 道路の規制を検討したり県民への啓発活動を企画したりするなど、交通事故防止対策に関わってきた。県内の事故件数は年々減少しており、これは、地域の皆 さんがさまざまな取り組みを継続している結果だと考えている。事故防止は一朝一夕では実現できない。夜間の歩行時に反射材を使うことや、夕暮れは早めに車のライトを付けるなど、基本的なことを繰り返し伝えていくことが大事。

 ―交通事故防止で欠かせないことは。

 市民、行政、各団体とわれわれが一体となって、見守り活動や交通安全教室などを行い、交通安全意識を高めること。警察の取り締まりだけでは事故は減らせない。皆さんの協力あってこそ効果を発揮すると実感している。

 ―意気込みを。

 東広島署の署訓は「和」。 署員は、チームワークを大切に、目的へ向かって切磋琢磨している。交番・駐在所を中心に、地域との連携をより一層大切にしていきたい。積極的に市民の皆さんの要望や意見を聞き、一つ一つ真剣に考え、対応していきたい。

プロフィル
やまだや きよし 1961年生まれ、56歳。世羅町出身。警察官の兄の影響もあり、「人の役に立つ仕事をしたい」と、高校卒業後、警察学校へ。卒業後、県警機動隊、運転免許センター、県警本部などで交通事故対策などを担当。座右の銘は「継続は力なり」。趣味はマラソン。


東広島署管内の事件・事故情報

■特殊詐欺

 特殊詐欺の認知件数は昨年、東広島署管内で26件。被害額は約8854万円で、県内28署のうち、3番目に多かった。今年に入っても、発生件数は増加。被害額は今年5月末までに2179万円にのぼり、署は警戒を強め、ATM(現金自動預払機)周辺でのパトロールを継続して行っている。
 地域別では、旧西条町、八本松町、黒瀬町で、目立って発生している。

■交通事故

 昨年同月に比べ、西条、八本松、高屋は減少傾向。一方、黒瀬、志和で増加傾向にある。

■主な犯罪

 窃盗や器物破損などの身近な犯罪は、今年1月から5月末までに444件発生。昨年同月比17件減。万引きや器物破損の件数が前年より減った一方、車上狙いや自転車盗は増加傾向にある。

ザ・ウィークリー・プレスネット 2017/6/22

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