今秋撮影スタート! 日本酒テーマの映画 西条が舞台

くららでオーディションも

 東広島市西条を舞台にした映画「恋のしずく(仮題)」の撮影が今秋、西条をはじめ広島県内で行われる。地方を題材にした作品を多く手掛ける瀬木直貴監督(53)がメガホンを取る。東広島の5団体が映画を応援する会を発足させるなど、まちは盛り上がりを見せ始めている。(奈須礼子、橋本礼子)


▲西条酒蔵通り

日本を代表する映画に!

 映画は、酵母菌の研究をする理系女子が実習で西条の酒造りに触れ、恋に目覚めるストーリー。蔵元の息子、杜氏(とうじ)、米農家などが登場する。

 ロケは東広島を中心に広島県内で実施。5月中旬に制作決定記者会見、6月に東広島芸術文化ホールくららと広島市内で公開オーディション、夏ごろにメインキャストの発表を行う計画。2018年秋公開を予定している。

 映画制作を支えようと、4月20日には市観光協会、市、東広島商工会議所、西条酒造協会、東広島青年会議所の5団体が「映画『恋のしずく(仮題)』を応援する会」を発足させた。約20人が出席し、地域への協力依頼やボランティアスタッフの募集などで撮影をバックアップしていくことを確認した。


▲東広島市役所で行われた「映画『恋のしずく(仮題)』を応援する会」の発会式。あいさつする会長に就任した市観光協会の蔵田憲会長(右)。左は東広島商工会議所の末國博文専務理事

 会長に就いた市観光協会の蔵田憲会長(70)は、「映画の完成に向かって、地域が盛り上がっていく。東広島市が誇りを持って外部にPRできる自慢の作品になるだろう。しっかりと支えていきたい」と話していた。

 西条町の男性(75)は「記念になる。ぜひ出演したい」、同町の女性(41)は「上映後、撮影地めぐりで観光客が増えたらうれしい」と期待していた。

制作スケジュール
5月 制作決定記者会見
6月 公開オーディション
主演キャスト発表
撮影
2018年
全国公開

Story

 ワイナリーでの実習を夢見る詩織(21)。ところが決まった実習先は老舗の酒蔵だった。米農家で蔵人の美咲(33)の家に下宿しながら実習を開始するが、詩織は失敗続き。恋に奥手で、別の蔵元の息子から言い寄られても気付かない。一方、美咲は何やら訳アリで身ごもっている様子。そんな矢先、病に伏していた蔵元がこの世を去ってしまう−。

瀬木直貴監督
インタビュー

―これまで、さまざまな物をテーマに作品作りをしています。

監督プロフィル
瀬木直貴(せぎ・なおき) 1963年生まれ、三重県出身。立命館大学を卒業後、プロダクション勤務を経て独立。2000年に映画製作会社「ソウルボート」を立ち上げた。地方を題材にした作品を多く手掛けており、福岡県久留米市を舞台にした「ラーメン侍」(11年)、大分県宇佐市を舞台にした「カラアゲ★USA」(14年)を発表。

 とんこつラーメン、唐揚げの話を撮りました。次は何をと考えた時に、すしか日本酒かと迷いました。調べてみると、寿司も奥が深いが、日本酒も奥が深かっ た。日本の精神文化がぎゅっと凝縮し、神事や祝い事に欠かせない酒。今回はこれだと思いました。

―ロケ地選びのポイントは。

 まず取材に行ったのが秋田。その次に福島の会津地方。富山、京都、灘に行き、昨年の夏に西条を訪れました。駅前にこれだけ素晴らしい酒蔵が並んでいるところは、全国どこを探し てもないものです。その風景にほれ込み、僕らの人生を懸けて映画を作ろうと思いました。

―風景が決め手だった。

 はい。ただ、風景だけではありません。縁が縁を呼び、交流の場が広まっていく中で、市民の方々の顔や性格がよく見えてきました。この東広島の、広島の人情に触れたことが大き かった。そこで出会った人たちの顔が思い浮かぶと、この人たちが喜ぶ顔が見たい、この人たちが感動するものを作りたいと、思うんですよ。

―映画製作の意気込みを。

 毎回、気合を入れて取り組んでいますが、今回は国酒である日本酒を題材にすることから、日本を代表する映画にするべく、さらに気合を入れて頑張っていきます。

ザ・ウィークリー・プレスネット 2017/5/11

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