再確認して損はなし 冬の運転危険な場所

 スリップや脱輪…、積雪や凍結道路の運転には危険が伴う。東広島では1月19日に雪が積もり、通勤時間帯にはあちらこちらで渋滞が発生した。雪の多い2月はこれから。凍結する場所、運転の心掛けなどについて、今一度確認しておきたい。(橋本)

濡れているだけのように見えるブラックアイスバーンに要注意

 明らかに積雪や凍結した路面では、「滑るかもしれない」と注意して運転するが、そうでない路面では油断をしがち。一見すると路面がぬれているだけのように見えて、実は凍結しているというケースがある。

 薄い氷の膜が路面にで き、ドライバーからは、雨でアスファルトがぬれているように黒く見えるため、ブラックアイスバーン現象と呼ばれている。

 路面の違いによる制動距離を調べた日本自動車連盟(JAF)のユーザーテストによると、時速40キロで急ブレーキをかけて停止するまでの距離は、ブラックアイスバーンで69・5m。ぬれた路面と比べると、50m以上の差が出た。

 見た目で判断することは難しいため、滑ることを前提とした運転を心掛けたい。

ドライバーから見た路面

■ 白くてつるつる、光沢がある(圧雪)

 車両の通過などで雪が踏み固められた状態。つるつるした光沢ができる。滑りやすい状態。降雪が1センチ以上のときに起こる。

■ 鏡のように光る(ミラーバーン)

 車の通過によって圧雪された雪の表面が磨かれ、つるつるになっている路面。鏡のように見え、非常に滑りやすい。交差点などで起こりやすい。

■ 道路が濡れているように黒い(ブラックアイスバーン)

 路面に薄い氷の膜ができるブラックアイスバーン現象。アスファルトがぬれて黒いだけのように見えるが、非常に滑りやすい。冷え込む夜間、朝方、日陰に要注意。


『急』の付く運転は厳禁

 平成26年12月17日から19日にかけ、東広島では雪が積もり、人身・物損事故が3日間で計184件も発生した。単独で縁石や駐車車両に衝突するケースが最多。市中心部で多発し、ノーマルタイヤの車が多かった。

 東広島署は「急発進、急 ブレーキ、急ハンドルをしないよう、時間と車間距離にゆとりを持った運転を」と呼び掛ける。『急』が付く操作をしないよう、路面や周囲の状況を確認、早めの危険予知が大切だ。

 JAF広島支部によると、積雪・凍結に関する出動要請には、ノーマルタイヤで走行不能になる他、スタッドレスタイヤでも坂道 で走行できなくなったり、事故や落輪を起こしたりするケースが多い。落輪は、東広島市では志和町、高屋 町造賀、福富町、豊栄町など市北部全般で発生しているという。

 また、年間を通してロードサービスの件数が多いのは「バッテリー上がり」。特に冬季は気温低下によってバッテリーの性能が低下し、エンジンが掛かりにくくなることもある。このため、ガソリンスタンドや整備工場でバッテリーの電圧を確認してもらうなどして、冬の運転に備えたい。

凍結時、この場所は特に慎重な運転を

■信号交差点

信号交差点のある箇所では、車が発進や停止を繰り返すことによって、路面が非常に滑りやすくなることがある。

■橋、陸橋

 夜間には橋の下から熱が奪われるので、路面の温度が低下しやすく、他の路面が凍っていなくても橋の上だけは凍結していることがある。

■トンネルの出入口

 トンネルなどの出入口は日陰になることが多く、部分的に路面が凍結している場合がある。

雪道、凍結路面の運転の心掛け

□アクセルはじわりと踏んで、ゆっくり発進
□タイヤをロックさせないソフトブレーキ操作を
□急な車線変更をしない
□スリップしたときはブレーキを踏まず、アクセルを戻す
□カーブに進入する時は、カーブの手前で十分に減速する
□下り坂ではエンジンブレーキも使って、速度をコントロールする
□上り坂の途中ではできる限り止まらない
□十分な車間距離の保持をする


FM東広島リスナーのひやりエピソード

●ドカ雪が降った時のこと。道路にはわだちができていたものの、シャーベット状になっていたため気にせず運転。すると、油断したのかハンドル操作を誤ってセンターラインをはみ出しそうになり、慌ててハンドルを切り返したら操作不能に。そのまま縁石と花壇の植え込みを 越えて側溝へダイビング。後続車の通行に支障はなかったが、通過する車のドライバーに「じ〜」と見られ、恥ずかしかった…。

●トラックに積もった雪が走行中、私の車のフロントガラスに落ちてきてひやり。

●若いころ、雪が積もっている日 に原付で出勤して、団地の坂道で転倒。後ろを見ると、焦った顔をしたドライバーが運転する宅配のトラックが迫ってくる! トラックは何とか止まってくれて、ワシも必死で歩道に逃げ込んだので打撲程度で済んだ。それ以来、雪道で2輪は絶対乗らないようにしたよ。

●雪が積もった日、朝出勤するときにちょっとスピードを出し過ぎて横転しそうになって焦った。他の車にぶつからなったので良かった。

●以前、橋の上が凍結していて、少しスリップした時は怖かった。

●スタッドレスタイヤは着用していたが、氷の上でスリップ。幸いにも段があって、スピードが出ていなかったので何とか停車できた。その段がなかったら池に落ちるところでした。本当に怖かった〜。

ザ・ウィークリー・プレスネット 2016/1/23

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